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木の住まいコラム

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シロアリ被害を受けない家をつくるには?

<住宅の高断熱化でシロアリ被害が増大?>

地震や台風など、家を建てた後に被害をもたらすものはいくつかあります。シロアリもその一つ。日本における年間の被害総額は約1000億円に達するとも言われています。シロアリは乾燥や日光に大変弱く、床下から家屋へ侵入します。そのため普段の生活でその存在を見ることはほとんどありません。気づかないうちに床下の木材や柱など、家の重要な箇所が食い荒らされていたというケースが非常に多いのです。

日本に生息しているシロアリは20数種類と言われています。そのうち、特に大きな被害を与えるのがヤマトシロアリとイエシロアリです。ヤマトシロアリは北海道北部をのぞく日本全土に、イエシロアリは神奈川県以西に生息します。シロアリは元々、南方系の害虫です。近年、日本の住宅の高断熱化が進んだことで日本全土に生息し、大きな被害を与えるようになりました。

 

<シロアリのいる家の特徴>

シロアリが家にいるかどうかの見つけ方がいくつかあります。その一つが、4月から7月の間に家から大量の羽アリが飛び立つのを見た時。成長し羽蟻となり一定条件が整うと、一斉に外へ飛び立つのです。他にも、蟻道や蟻土を見つけたり、壁や柱を叩くと空洞音が聞こえた場合など。近所でシロアリ駆除を行なった場合も逃げ出したシロアリが棲みついてしまうケースがあります。

 

<床下換気と薬剤処理でシロアリ対策を>

シロアリの対策は大きく分けて二種類。一つは基礎パッキン工法を用いて床下換気を行ない、床下を乾燥状態に保つ方法です。シロアリは目が退化して見えないため、匂いで餌を嗅ぎ分けます。湿度を含み腐り始めた木材からはシロアリの大好きな誘引物質が生じ、引き寄せてしまうのです。基礎パッキンはこれを予防するための工法です。施工後にはシロアリ被害の保障がついているケースが多いです。

この工法と併せ、木材の防腐や防蟻の薬剤処理をするのが効果的です。ただし床下へ薬剤を散布するため、人体へ害のないものを選ぶ必要があります。薬剤が揮発することで室内の空気を汚し、シックハウス症候群を引き起こすこともあるのです。

当社でおすすめしている薬剤は、エコボロンです。ホウ酸系薬剤のため、不揮発性で空気を汚しません。農薬系薬剤の効果が最長5年に対し、エコボロンはその期間を超えても効果が持続します。

せっかく建てた家もシロアリの被害にあっては泣くに泣けません。建てた後はシロアリ対策も万全にして、長期にわたって安心して暮らせるようにしましょう。

 

 

>>エコポロン商品ページ